近大野球部、3カ月ぶりに練習再開
元部員の窃盗事件により関西学生野球秋季リーグ戦を辞退し、8月1日から3カ月間、活動を停止していた近大野球部が1日、奈良県生駒市内の同大グラウンドで全体練習を再開した。1~3年生52人のうち45人が参加。久しぶりにユニホームを着てノック、フリー打撃などで汗を流した。
活動停止中の3カ月は清掃のボランティア活動やOB、教授らによる講演の聴講などを行い、練習はランニングなど自主練習だけ。主将の峰下智弘内野手(3年)は「活動停止中はもどかしさもあったが、忍耐力がついた」と振り返り「野球だけでなく学校生活もきちんとやろうと話し合った。人間として成長できる野球部にしたい」と話した。
引責辞任した榎本保監督の後任はまだ決まっておらず、松丸文政コーチらの指導の下で、来春のリーグ戦を目指す。