野球の日本代表「侍ジャパン」を率いる小久保裕紀監督（４２）が２日、ソフトバンクから選出した中村晃外野手（２３）と今宮健太内野手（２２）の若手コンビに期待を寄せた。日本シリーズ第６戦のラジオ解説で訪れたＫスタ宮城で、２人について「ホークスの選手だからといって特別扱いはしない」と前置きした上で注文を付けた。

　中村は今季、プロ６年目で初めて規定打席に達し、１番打者として打率・３０７をマーク。小久保監督は「ファウルで粘れるし、出塁率も高い。打順は試合直前に決めるが、１番の可能性はある」と評価。シーズンで残した結果にふさわしい打撃を代表合宿で示せば、抜てきの可能性はある。

　今回の代表は２６歳以下の若手を中心に構成されるため、新生ジャパンを引っ張るリーダーの台頭も待たれる。今宮にはそのあたりを期待し、「若手の中でやるわけだから、リーダーシップを取ろうと思ってやるくらいで来てもいい」とグラウンド内外での元気あふれる姿勢を求めた。