早大3位!一発攻勢で早慶戦6連勝
「東京六大学野球、早大9‐2慶大」(3日、神宮)
早大が慶大に連勝して勝ち点3とした。中村奨吾内野手(3年・天理)と小野田俊介外野手(3年・早実)がそろって本塁打を放った。全日程が終了し、立大の2位、早大の3位、慶大の4位が確定。首位打者は立大の岡部道織外野手(3年・帝京)が打率・460で、最優秀防御率は早大の有原航平投手(3年・広陵)が0・72で獲得した。
来秋ドラフト候補コンビの2発で、早大が早慶戦6連勝を飾った。まずは初回、3番・中村の先制中前適時打の直後に、4番・小野田が左翼席への特大2ラン。すると、三回には中村が左翼ポール直撃のソロで追加点だ。
今年の早慶戦4戦3発の小野田は「大舞台に強い選手と思われるのは悪くない」とニンマリ。現役最多のリーグ戦通算8本塁打としたが、今季4発の中村に再び1本差と迫られた。それでも「いい刺激になれば。クリーンアップで打点を挙げられたのは来年につながる」と収穫を挙げた。
右のスラッガーコンビの爆発は、来季への明るい材料。中村は「優勝から遠ざかっている。来年の優勝を目標に、冬場をやっていきたい」と、V奪還へ意気込みを新たにした。