中日・中田賢 6日に国内FA宣言
今季、国内FA権を取得した中日・中田賢一投手(31)が5日、FA宣言することを決めた。金銭と人的補償の不要なCランクとみられ、複数球団での争奪戦は必至だ。
「オフに入って、真剣に考えて、行使することに決めました。もちろん、入団からお世話になっているドラゴンズに愛着はありますけど、他球団の評価を正直、聞いてみたい気持ちがあった。そこで自分の進路を決断したいと思います」と中田賢は説明した。
現在は秋季キャンプに参加中だが、6日にFA申請文書をコミッショナー事務局に提出する。14日にコミッショナー公示され、15日から中日以外の11球団と交渉解禁。阪神、ソフトバンクなど先発強化を目指す球団が名乗りを挙げる可能性がある。
球団は、秋季キャンプ初日の1日、名古屋市内のホテルで落合GM、西山球団代表が残留交渉を行った。3年契約の年俸変動制を提示。落合GMは「(FA宣言)したからって、帰ってくるなとかはない」と宣言残留を認めている。
31歳の右腕は「今はまだ真っさらな気持ちです。とにかく今後の野球人生を考えて悔いのない決断をしたいと思っています」と心中を吐露していた。