小笠原黙々 戦力構想外も秋季トレ敢行
来季の戦力構想から外れた巨人・小笠原道大内野手(40)が5日、川崎市のジャイアンツ球場でトレーニングを行った。
危機感などない。表情は、穏やかだった。2軍本隊とは別メニューで、同球場の室内練習場での打撃練習などを黙々とこなした。
プロ17年目の今季、不本意な1年になった。レギュラーシーズンでは22試合の出場で打率・250、1本塁打。日本シリーズでは、出場資格を持つ40人の枠からも外れた。
本人は現役続行を強く希望しているが、厳しい立場に追い込まれているのは間違いない。今後はトレードなどで他球団への移籍を模索する可能性がある。
本人は「(報道は)俺は知らないことなので」と明言を避けるように話した。10日に1、2軍の選手がジャイアンツ球場に集まるが、小笠原道も参加する予定。「とりあえず、10日まで休みます。今やることは、ゆっくり休む」。今後、その去就がさらに注目を集めそうだ。