L片岡FA権行使へ「一番は西武」

 西武・片岡治大内野手(30)が6日、国内FA権行使の意向を明かした。西武第二で練習後、報道陣の取材に応じ「一番、必要とされるところでやりたい」と話した。

 当初は行使しない方向を検討しながらも、家族や関係者とも相談し熟考。「正直、こんなに悩むと思っていなかった。やっと得た権利なのでしっかり考えたい思いが強かった」と言う。来季を31歳で迎えることも考慮し「もうちょっと年をとってからでは遅い。トライできる時期だと思う」と行使に傾いた。

 移籍前提の行使ではなく「やっぱり愛着はあるし、ここでやりたい気持ちはずっと持っている。一番は西武。ただ、他の評価を聞ける権利なので、フルに使っていこうと思った」と説明した。球団は宣言残留を認める方針を明確にしている。

 希望条件は「いくら複数年(の条件)を出されても試合に出られなければ意味がない」と金銭面や契約年数よりも、やりがいを強調。ポジションにもこだわらない姿勢を示した。

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