ソフト山崎FA移籍濃厚…オリが興味
ソフトバンクの山崎勝己捕手(31)が6日、今季初取得した国内FA権を行使することを明らかにした。秋季キャンプが行われる宮崎市内のホテルで会見を行い、他球団の評価に興味があることを明言。残留も選択肢の一つとしながら、水面下で調査を続けているオリックスが獲得に動く可能性が高く、現時点で移籍が濃厚となっている。
熟考に熟考を重ねての結論だった。濃紺の球団スーツに身を包んだ山崎は、少し緊張したような面持ちで、正直な心境を吐露。一言一言に、移籍への覚悟もにじんだ。
「一野球選手として試合に出たい。もっともっと活躍したい。(ソフトバンクは)お世話になった球団ですが、一度気持ちをフラットにして、他球団の評価を聞いてみたい」
球団は複数年契約を提示して交渉を重ねてきたが、同時進行で国内FA権を取得した日本ハム鶴岡の獲得に乗り出す方針を固めた。こうした動きもあって残留を希望していた山崎も方針転換したようだ。