守備のベストナインに贈られる「三井ゴールデングラブ賞」が７日、都内で発表された。日本一に輝いた楽天からは田中将大投手、嶋基宏捕手、藤田一也二塁手の３選手が選出。セ・リーグ優勝の巨人からは阿部慎之助捕手、ホセ・ロペス一塁手、村田修一三塁手、長野久義外野手の４人が選ばれ、両リーグ最多となった。

　楽天・田中がまた一つ勲章を手にした。最多勝、最優秀防御率、勝率第１位のタイトルに加え、沢村賞に続く受賞で５冠となった。ゴールデングラブ賞は３年連続での選出。嶋も受賞し、パで１５年ぶりとなる同一チームバッテリーの受賞となった。

　田中は「とても意味のあること。名誉ある賞を受賞することができ、とてもうれしく思います」と球団を通じてコメントした。今季は２４勝無敗、クライマックスシリーズと日本シリーズでは先発に救援とフル回転した。「一年間プレーできる環境を整えてくれた皆さまに感謝したいと思います」と話した。