ソフトB今宮、練習中負傷で先発回避
「侍ジャパン強化試合、日本4‐2台湾」(9日、台湾・新荘)
台湾との強化試合で初めて侍ジャパン入りし、初戦は遊撃手としてフル出場したソフトバンク・今宮健太内野手(22)が9日、台湾・新荘球場での練習中に負傷した。試合前の打撃練習の際にショートの定位置付近で守備練習をしていたが、捕球しようとした打球が直前で大きくはねて左目付近に当たり、まぶたに裂傷を負った。
その場で顔を押さえてうずくまると、グラウンドは騒然。今宮は自身で立ち上がり、二塁後方にあった防球ネットの裏に駆け込んだ後、再びうずくまった。その後トレーナーらに付き添われてベンチ裏へ退いた。負傷箇所を帽子で隠して歩いたが、流血がうかがえた。
練習終了まで約5分という時間帯でのアクシデント。9番・遊撃でフル出場した初戦に続き、この日も先発遊撃、しかも2番打者として同僚でもある中村晃外野手(23)と1、2番コンビを組む予定だったが、無念のスタメン回避となった。
日本代表の河野徳良チーフトレーナー(49)は「(負傷箇所を確認した時点で)出血はなく、眼球にも異常はない。本人も頭が痛いとか、そういったことは言っていない」と、比較的軽傷であることを強調。アイシング治療を施し「動くと腫れが出るので、首脳陣からも大事を取りなさいという指示があった」と説明した。代わってスタメンショートは梶谷隆幸内野手(25)が務めた。