マー君注目度トップ!ナ軍、カ軍が意欲

 「大リーグGM会議」(11日、オーランド)

 GM会議が11日(日本時間12日)、フロリダ州オーランドで始まった。ポスティングシステム(入札制度)を使用して大リーグへ移籍する可能性がある楽天のエース、田中将大投手(25)は注目選手のひとり。移籍先有力候補に挙がっているヤンキースが無言を貫く一方で、ナショナルズやカブスが獲得へ意欲を見せるなど、メジャー各球団がさまざまな反応を見せた。

 その名を耳にした瞬間、足を止めた。初日を迎えたGM会議の会場で交錯した各球団の思惑。本命視されているヤンキースのキャッシュマンGMやレンジャーズのダニエルズGMがノーコメントを貫く中、本紙の取材に応じたナショナルズのリッツォGMの舌はなめらかだった。

 「彼のことはずっと調査してきた。タナカには興味があると言っていい。とても才能あれふる投手だ」

 地区連覇を逃し、来季からマット・ウィリアムズ新監督を迎えての再出発。この日のGMの発言は田中を巻き返しに必要な戦力とみなしている証拠だった。

 「今は過程の段階だから詳細は話せない」。慎重に言葉を選びながらも田中獲りへの策を練っていることを明かしたのはカブスのホイヤーGMだ。すでに地元メディアに入札参加を明言している同GMは「球団最高のスカウト陣が調査してきた」と言い切った。

 入札金と複数年契約の年俸を合わせて1億ドル(約99億2千万円)以上と予想されている。メッツの球団幹部の1人は「参加するつもりはない」と早々と撤退を宣言。アルダーソンGMも今オフの補強予算の使い道について「1人の選手に1億ドルを使うことはないだろう」と話した。

 米メディアは連日、発表間近の入札制度の新システムの詳細とともにその名を報じている。田中への注目度は、日増しに高まる一方だ。

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