マー君、メジャー挑戦の“壁”消滅
アジアシリーズに出場する楽天の田中将大投手(25)が14日、台中インターコンチネンタル球場で練習。ポスティングの新システムがまとまったことについては、多くを語らなかった。
本人にとっての進展はないだけに「何も話すことはない?」という質問にうなずくのみ。しかしこれで田中の前にあった壁は消滅した。
立花陽三球団社長は歓迎レセプションの出席を前に、取材に応じ「実行委員会を経てオフィシャルになるから」とこちらも寡黙だったがアジアシリーズ中の会談は否定。しかし同シリーズ後に予定される話し合いを経て、マー君のメジャー挑戦が一気に加速する可能性がある。
大会での登板の予定がない田中は、軽い練習にとどめ、参加を熱望していた台湾プロ野球の名誉顧問・郭源治氏から「(来てくれて)ありがとう。無理しないで」という言葉に笑顔を返すなど、リラックスした表情。
チームは15日から最大で4試合を戦い、21日に帰国する予定。その後、23日のファン感謝デー、24日の優勝パレードなどを経てから、球団との会談が行われるもようだ。