楽天1位突破!杜の海老蔵・小関がV打

 「アジアシリーズ・1次リーグ、キャンベラ3-6楽天」(17日、台湾・桃園)

 1次リーグが行われ、既に準決勝進出が確定しているB組の楽天はキャンベラ(オーストラリア)を6‐3で下し、2連勝で同組1位を決めた。二回に小関翔太捕手(22)の二塁打で3点を先制。その後も効果的に加点し、逃げ切った。19日の準決勝で、A組2位となった統一(台湾)と対戦する。A組1位のサムスン(韓国)は、B組2位のキャンベラと18日の準決勝を戦う。

 「杜の海老蔵」が、国際試合で結果を出した。4年目の小関が、二回1死満塁から左翼線に走者一掃の3点二塁打。これまで1軍出場はなく、これが“プロ初出場”。初打席で初安打初打点をマークし、1次リーグB組の1位突破に大きく貢献した。

 痛烈な打球が左翼線を抜けた。「素直にうれしい。いい経験としていきたい」。序盤から頼もしい3得点を奪った。星野監督も「あそこで十二分にうちのペースかと思った」とうなずく一打だった。

 この試合のMVPに輝いた小関。だが表情はさえなかった。試合後の会見で「捕手のほうで頑張れと言われていた。最少失点で抑えるのが役目。捕手として失点をしてしまったのが悔しい」と、五回の3失点を猛省した。

 チームには絶対的捕手である嶋がいる。「嶋さんは信頼されている。信頼がないと(投手は)いい球を投げられない。見習いたい」。尊敬をしつつ「プロの世界に入ったからには一番になりたい気持ちがある」とレギュラー奪取にも意欲だ。

 似ている芸能人を聞かれると「丸刈りにしたときは、(市川)海老蔵さんしか言われたことがない」と苦笑い。ルックスも男前だ。今季は嶋、伊志嶺の2人体制だった捕手陣。割って入るべく、背番号29が存在感を示した。

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