谷繁“選手”は6000万ダウンで更改
中日・谷繁元信選手兼任監督(42)が20日、ナゴヤ球場に隣接する選手寮の「昇竜館」で選手として契約更改交渉に臨み、6000万円減の1億3000万円でサイン。また、監督としては4年契約の推定年俸1億円で正式契約した。これでFA宣言した中田賢を除く全選手の契約更改が終了し、落合博満GM(59)の就任後、選手年俸は総額8億円超を削減となった。
12年ぶりのBクラスの責任は当然のように、司令塔にもある。
「選手の方は30%ぐらい(ダウン)ですね。成績は変わらないけど、チームはBクラス。捕手というポジションで、勝てなかったのが原因だと思う。チームとして勝てなかったのが一番」
落合GM就任後、異例のスタートとなった11月の契約更改では減額制限オーバー、減額制限リミットの40%(年俸1億円以上)、25%減が続出する厳冬の嵐が吹き荒れた。
「オレがトリなんだね。トリもダウンか。まぁ、来年は選手全員でGMを困らせるぐらい頑張りたい。単純でいい。やれば上がる、ダメなら下がる。間がないのは、勝負ごとと同じ。困らせたいね」
来季は監督として1年目、選手としてプロ26年目のシーズン。屈辱を晴らすため、V奪回へ向け突き進む。