マー君、デッドラインは12・10前後

 楽天・田中将大投手(25)が22日、仙台市内の球団事務所で立花陽三球団社長(42)と会談した。将来的なメジャー挑戦を表明している田中だが、新ポスティングシステムがまとまっていないこともあり、本人の意思確認はされなかった。立花社長は新制度の決定後に意思を聞くとしたものの、米国でウインターミーティングが行われる12月10日前後までをデッドラインとする考えを示した。

 田中との会談後、先行き不透明な新ポスティングシステムについて立花社長が言及した。「2月にキャンプがあって、編成の話もある。振り回されるのはちょっと。ウインターミーティングまで終わってしまうと厳しい。その辺がキーなのかと」と方向性を説明。来季補強に重要な意味を持つウインターミーティングまでに、田中の今後についても決着をつけたい考えだ。

 この日の20分間の会談は、シーズンの振り返りと、ポスティングシステムの現状を立花社長から田中に報告したのみ。田中の意思は、制度が定まってから確認することになった。会談を終えた田中は「まずは1年間お疲れさまということでした」と振り返り、「社長の知ってる情報を聞きました。知らないこともいっぱいありました」と話した。

 なかなか決着しない新システムだが、立花社長の表情に焦りはない。「制度がちゃんと決まった段階でまた話し合う。時間がかからないうちに、話し合うことになると思う」と、近日中にも結論が出る可能性を示唆した。

 球団としての考えは「優勝を目指す上で、必要」と慰留をしていく方針。答えが出ない現状に田中は「ノーコメント」と口を閉ざした。両者、見守るしかない時間は、いつまで続くのか。

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