東京へ大阪へ…中田賢お断り行脚
中日からFA宣言した中田賢投手(31)が28日、ソフトバンク入団を決断した。
中田賢がソフトバンクに移籍することを決めた。26日に中日の球団首脳に報告を済ませ、この日は東京、大阪に足を運んでヤクルト、阪神に自ら断りを入れた。12月7日に入団会見が行われ、「ソフトバンク・中田」が誕生する。背番号は「11」に内定した。
中田賢は、「FA宣言した当初はすぐに決められるだろうという思いはあったのですが、本当に悩みました。ここまで育ててもらった中日への愛着もありましたし、阪神さん、ヤクルトさんにも身に余るオファーを出していただいた」と胸中を語った。
最終的にソフトバンクを選んだ決め手とは、地に足をつけて野球に打ち込む環境づくりだった。「もっといい投手になりたい。そのためにも、体のことを一番に考えました。大学時代からお世話になってるトレーナーの方が北九州にいる。成績を残し続けていくためには、体調面で不安を感じずマウンドに立ちたいと思ったんです」
パ・リーグでは「DH(制)である以上は厳しいでしょうけど挑戦したいし、やるしかない」と中田賢。来季は節目のプロ10年目。さらなる飛躍を遂げるため、新天地に飛び立つ。