メジャー目指すマー君、楽天と更改へ
楽天が、メジャー行きの可能性がある田中将大投手(25)と、来季へ向けての契約更改交渉を行うことが1日、わかった。立花球団社長が明言した。残留と、流出の両方の可能性をにらみながら交渉を行っていく。田中はこの日、優勝報告を兼ねて塩釜市内で行われたトークショーに参加した。
この日、立花社長をはじめ選手は東北6県に散らばって優勝を報告。南三陸町で会見に応じた立花社長は、MLBとの間でポスティングが決まるか否かに関わらずと前置きした上で「編成の面でわれわれも、来季の契約更改をしてきていますが、その流れで当然、主要メンバーなので話はします」と、田中との契約更改を行うことを明言した。
なかなか決まらないポスティングシステム。球団は田中が同システムを利用してのメジャー挑戦を表明した場合、容認する姿勢を見せている。だが立花社長がデッドラインとして定めていたウインターミーティングが1週間後に近づいてきた。そこまでに同システムがまとまらなければ、田中の残留の可能性も出てくる。
田中は中旬に優勝旅行でハワイへ、立花社長も同時期、ウインターミーティング出席のため渡米する。契約更改交渉は、両者の帰国後になりそうだ。田中も「それを含めて話はしてきているし、これからもしていくと思う」と語った。
3年契約の2年目となる来季も契約となれば、球界最高年俸となる7億円前後の年俸になるか、年俸は4億円を据え置いたまま、数億円の破格の出来高がつくものとみられる。