仙さん、川上氏の「77」に連覇誓った

 10月28日に93歳で死去した元巨人監督の川上哲治氏のお別れの会が2日、東京都内のホテルで行われた。

 川上氏のお別れの会に出席した楽天・星野仙一監督(66)が、あらためて連覇を誓った。川上氏に憧れ、川上氏の監督時代と同じ背番号77を今も背負う闘将は「今も私の背中を(背番号)『77』がしっかりと支えてくれているという思いで、来季も指揮を執ります」と表情を引き締めた。

 中日のエースだった現役時代は、巨人を倒すことに闘志を燃やした。川上氏は敵将だった。「嫌なジジイだなあと。50歳前くらいなのにすごく大きく見えました。武骨で口下手でシャイで」。それでも「V9時代の巨人の選手と間違えられるくらいかわいがってもらった」と懐かしんだ。

 今季、監督として初めて日本一を経験した。だからこそ川上氏の達成したV9のすごさをあらためて感じた。「田中の24勝0敗。それ以上のものですね。永久に破られないでしょう」。かつて川上氏に「ONという打者2人がいたら僕でも勝てるでしょう」と言うと「おまえでも3連覇、4連覇できるだろうが、9連覇できるのは俺しかいない」と返されたという。川上氏は日本シリーズ中に天国へ旅立った。「日本一を報告したかったですね」と残念がった。

 「野球界が本当にひとつになってほしい。それは川上さんも言っていた」。故人の遺志を胸に刻み、2014年もタクトを振る。

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