西武・山崎、プロレスで“打倒AJ”だ
来季16年目を迎える西武の山崎浩司内野手(33)が、プロレストレーニングで巻き返しを図る。大産大付の同級生で、プロレス団体「DRAGON GATE(ドラゴンゲート)」に所属する土井成樹(33)と年明けから関西で合同自主トレを行う予定だ。埼玉・所沢市内で契約更改交渉に臨んだ2日、200万円減の年俸2600万円でサイン。「(自主トレで)1個でもプロレス技を覚えて帰りたい」と意欲を燃やした。
オリックスからトレード移籍した今季。序盤こそ守備固めや貴重な右の代打として活躍した。
だが6月27日の楽天戦(大宮)の初回、ジョーンズに併殺崩しの強烈なスライディングを見舞われて左足首付近を負傷した。7月に出場選手登録を抹消されると、そのままシーズンを終えた。
だからこそ土井と一緒に汗を流し、強靱(きょうじん)な肉体を目指す。「強い当たりに負けない、ケガをしない体をつくり、やりかえしたろうかと思う」と力を込めた。
土井の得意技は「バカタレ・スライディングキック」だ。ベテランは不敵な笑みを浮かべ、来季プレーできっちり見返すことを誓った。