西武・岸が2年連続開幕投手に意欲
西武の岸孝之投手(29)が6日、2年連続2度目の開幕投手に強い意欲を見せた。「そこ(開幕戦)に合わせて調整していきたいと思う」。長年先発陣を支えた涌井の退団が濃厚で、来季は実績的にも年齢的にも岸が投手陣の中心。結果でチームをけん引する。
今季は初の開幕投手を務めたが、日本ハムに6回4失点で黒星を喫した。以降3連敗し、2軍で調整した時期もあった。「キャンプから飛ばしすぎた部分もあり、疲れが早めに来た」。それでも6月以降は復調し、9連勝でフィニッシュ。最終的には野上と並ぶチームトップの11勝を挙げた。
だが満足感は全くない。「チームの誰かと同じ勝ち星ではダメ。言葉で引っ張っていくことはできないけど、数字を残して、背中で引っ張っていければ」。この日は大阪市内で「ミズノ ブランド アンバサダー ミーティング」に出席。来季の目標には「最低でもキャリアハイ」と、09年にマークした自己最多の13勝を掲げた。