巨人入り・片岡、盗塁王奪取で日本一
西武からFA宣言し、巨人入りした片岡治大内野手(30)が9日、東京都内のホテルで入団会見に臨んだ。
子供の時から巨人ファン。夢が実現し、気持ちも新た。「(盗塁王の)タイトルに絡めるような数字を残せば日本一に貢献できると思う」。西武時代に07年から4年連続で盗塁王を獲得した韋駄天(いだてん)が、新天地でタイトルを狙う。
同席した原監督も「彼の特長はスピード」と期待。09年WBC日本代表で一緒に戦っており、会見の前には「ハグをさせていたただいた。感動的な、久しぶりの出会いでした」と高揚した表情で明かした。片岡も「ハグされて元気をもらった」と笑みを浮かべた。
契約は2年総額3億円以上。背番号は現役時代の原監督と同じ「8」に決まった。「否定的な意見もあると思いますし、僕がつけていいのかと悩んだ」と言うが「今は8番を僕のものにしたい」と語った。新エイトマンが、原巨人の日本一奪回のために突っ走る。