東京五輪野球はキヨシプロデュース!?

 DeNAの中畑清監督(59)が23日、2020年東京五輪野球日本代表の“演出家”というポストを勝手に考えて立候補した。この日は都内の東京国際フォーラムで行われた「ふくしま大交流フェア」に参加し、福島県の佐藤雄平知事(66)とトークショー。五輪への思いを語った。

 「野球とソフトボールは、東京でやる以上(五輪種目として)復活すると思う」。そして思わず口を滑らせた。「オレに監督、やらせて!」。直後に「ウソ。冗談、冗談」と訂正して苦笑した。

 イベント後には冷静さを取り戻していた。「(代表)OBの小久保が絶対いいチームをつくってくれる」と監督発言はやんわり訂正。熱い言葉を続けた。

 「野球の魅力を十二分に見せたい。そのためのムードづくりは必要。オレ、そういうの結構うまいタイプだから“演出家”させてくれないかな?」

 長嶋監督からバトンを受け継いで04年のアテネ五輪で指揮を執った。世界で戦う意義を痛感する。野球が東京で復活、正式種目として定着すれば…。東京五輪は大きな夢の実現がかかる側面も持つ。

 「野球はみんなの心が1つになれる。団体競技の原点」。“キヨシプロデュース”を通じて、野球の魅力を世界に伝えていく思いだ。

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