ロッテ涌井に“エース・ローテ”プラン
西武からFA宣言し、ロッテ入りした涌井秀章投手(27)が25日、千葉市内のホテルで入団会見を行った。先発の軸として期待される右腕に、会見に同席した伊東監督は“エース・ローテ”のプランを打ち出した。
かつての恩師でもある指揮官の声は弾んだ。「各チームのエースとできれば対戦させたい。あえてどんどんぶつける?それで勝てる投手だからね」。07、09年と最多勝、09年には沢村賞と実績は十分。「今年も敵ながら、球を見てアッパレと思っていた。背番号と同じ数の16勝を目標にしてほしい」とノルマも設定した。
石垣キャンプでは、指揮官が直々に球を受けチェックする方針。涌井も、古巣でのブルペン入りは2クール目以降だったが「石垣は暖かいし、1日から入れればいい」と初日から全開モードを誓う。
「ここ2、3年、パッとしなかった。気持ちを入れ直すためにも新天地でやりたかった」。殊勝に語った右腕が、Vの使者になる。