西武の菊池雄星投手（２２）が２９日、“料理男子”になることを誓った。今オフから東京都内で念願の一人暮らしを始めたが、外食ばかりでは栄養が偏りがちになる。菊池は「自分の体は自分で守らないと」と、栄養士のサポートも受けながら可能な限り自炊して、来季、自身初の２桁勝利につなげる考えだ。

　自炊への準備は着々と進んでいる。既に調理器具を一式そろえた。今後は栄養のバランスがとれて、簡単に調理できるメニューを栄養士に考案してもらう予定。「それ（自炊）ぐらいできないと（選手として）レベルアップにつながらない」と気を引き締める。

　２９日は岩手県花巻市内で行われたトークショーに参加。左肩痛もあって９勝にとどまった今季を振り返り「２桁勝ちたかった…」と悔しがった。来季に向けては「１年間ローテを守り（岩手の）皆さんの週１回の楽しみになるように頑張る。そうすれば成績はついてくる」ときっぱり。故郷での誓いを守るためにも、自らの体と栄養をしっかり管理する。