原G、虎新守護神・呉昇桓を丸裸にする
巨人が阪神の新助っ人、呉昇桓(オ・スンファン)投手(31)を“丸裸”にすることが30日までに分かった。チームは開幕カードで対決する虎の守護神候補を警戒。スコアラーはもちろんのこと、コーチ、選手が総力を挙げて徹底分析する構えだ。
原巨人が虎のストッパー候補を要警戒だ。通算277セーブの韓国記録を持つ呉昇桓。球団は総力を挙げて右腕を“丸裸”にする。
「開幕カードで当たる阪神の守護神。注目する点」と球団関係者。当然、阪神の春季キャンプでは徹底的にマークする。オープン戦も「先乗り(スコアラー)が5、6試合見る」(同関係者)という。阪神側は呉昇桓を巨人とのオープン戦で登板させない可能性が高いが、データはしっかり蓄積する。
ポイントは走者を置いた際のクイックタイム。セットポジションでの始動から捕手のミットに収まるまでのタイムで、球団では1・25秒を基準としている。1・30秒以上なら盗塁が狙いやすいと判断するもようだ。
クイックタイムやけん制、フォームや動作などを入念にチェックした上でスコアアラーがコーチ陣に報告。開幕直前のミーティングなどで話し合い、対策を練る。
選手も同様だ。ベテランの鈴木は、徹底研究する意向を示した。「クイックや球種。性格。どういうピッチャーか拝見します」とし、映像でもチェックする考え。通算197盗塁の代走のスペシャリストは「僕が出てきたら(呉昇桓に)プレッシャーをかけるようにしたい」と試合で揺さぶることも予告した。
原巨人が開幕までに完ぺきに準備を整えて、呉昇桓を攻略する。