ソフト武田が「スポーツ催眠」に手応え
昨季4勝に終わった屈辱からの巻き返しに燃えるソフトバンクの武田翔太投手(20)が4日、成田空港から自主トレの地、米国ロサンゼルスへ出発した。直前まで3日間、個人契約したサイコセラピストの河野昭典氏(55)の「スポーツ催眠」トレーニングを受けるなど、新年から意欲満々だ。
河野氏によると「スポーツ催眠」とは人間の無意識部分にアプローチし、心と体を緩めて本来の潜在能力を引き出すもの。武田は「手応えは大きい。ぶれない心を培える」と早くも成果を感じ取っている。具体的な目標設定も掲げ、「最低でも二桁勝利」と誓った。
また開幕投手への意気込みについて、摂津に“挑戦状”をたたきつけた東浜同様に「そこを目指している気持ちはある」と力を込めた。「他人に勝つというよりも妥協せずに自分に勝つ。そうすれば自ずと結果はついてくる」。海の向こうで一回り大きくなって帰ってくる。