ロッテ5位井上アジャ~いきなり“罰”
アジャ・コング似で注目のロッテのドラフト5位・井上晴哉内野手(24)=日本生命=が9日、新人合同自主トレ初日から、いきなり“ペナルティー”を食らった。インターバル走で、新人7人のうち唯一タイムオーバーし、罰として腕立て伏せ30回を命じられた。
荒い息づかいがこだまする。巨漢を揺らし懸命に疾走したが、150メートル30秒のノルマを3秒オーバー。「もっと自覚をもってやってくれば良かった。キツかったっす」と、両手に膝を突きもん絶した。
だが、罰を命じた大迫フィジカルコーチは、秘めた可能性を見た。西武時代に指導した中村を例に出し、「彼も走りは同じだった。筋肉が柔らかいし、中村みたいなのをつくり上げたいね」と、第2の“おかわり”養成プランを口にした。
全体メニュー終了後、87センチ、930グラムのおかわり級の長距離砲バットでフリー打撃を敢行し、本領発揮した井上。顔はアジャでも、ボディーとパワーはおかわりを目指す。