２０００安打まであと１００本と迫っている中日・和田一浩外野手（４１）が１０日、佐賀県武雄市での自主トレを公開。今オフの間に６キロの減量に成功させていたことを明かした。

　トレーニングの疲れを武雄温泉で癒やしていた和田の体はちょっぴり細く、それでいて鋼のような筋肉に包まれていた。１８２センチで８４キロ。昨年１０月から人生で初めてという減量に取り組んで約６キロ減に成功。軽量化ボディーでメモリアルイヤーに挑むというのだ。

　「体重を落としてキレを出そうと思って。８４キロ台になったのは２０代以来かな。どうなるか分からないけど」

　減量とは無縁だった和田の心境が変化したのは昨シーズン終了後だ。打率・２７５に終わって３年連続で３割に届かず。原因は明らかに９月以降の失速だった。８月打率・３５５に対して９月以降は・２２０。「明らかにバテていた」。自分で考えて導き出した解決策が軽量化。炭水化物を減らして豆類や野菜類を多くした。一方で体力強化にも専念。ウエートトレでよろいを身につけた。

　「（２０００安打は）意識はしているけどまだ近い数字ではない。去年の谷繁さんのように開幕から一気にいきたいね」と気合を入れる和田は開幕から一気に加速するつもりだ。