G菅野、自然体で初の開幕投手に挑む
巨人・菅野智之投手(24)が12日、自然体で自身初の開幕投手の座に挑む考えを示した。川崎市のジャイアンツ球場での自主トレ後、「(開幕投手の)チャンスがあれば頑張りたい、としか言えない」と静かな口調で語った。
まだ大きなことを言える選手ではない、と自覚している。「2年目なので。キャンプが順調でオープン戦も結果が出て、首脳陣の信頼を得られれば」と謙虚な姿勢を崩さない。
だが、栄光の開幕投手を担う資格は十分ある。昨季はエースの内海と並ぶ13勝をマークした。先輩の内海、杉内は開幕投手の座を狙っているが、右腕は自然体で挑戦する。
菅野が、開幕投手を務めれば巨人の2年目の投手では2000年の上原浩治以来となる。巨人で自身と同じ背番号「19」を背負った先輩と肩を並べる可能性はある。
3月28日の開幕戦の相手は阪神。昨季阪神戦は4試合に登板し、防御率3・13で1勝1敗だった。昨年12月には「ライバルは阪神」と言い切った。特別な相手の開幕戦で勝てば弾みもつく。
「開幕が目標ではなく、今はしっかり体をつくってキャンプに入ること」。足元をしっかり見つめて2年目のジンクスにも挑む。