今治西エース神野、故障から復活だ
今治西(愛媛)が昨秋の四国大会を制し、「第86回選抜高校野球大会」(3月21日開幕・甲子園)出場を確実にしている。四国代表として出場した昨年11月の明治神宮大会では1勝を挙げたものの、準決勝で日本文理(北信越・新潟)にコールド負けを喫した。その悔しさを、4年ぶりとなる春の甲子園で晴らすべく、ナインは冬の厳しいトレーニングに取り組んでいる。
エース左腕・神野が、故障からの復活に向けて懸命のトレーニングを続けている。
4強入りした明治神宮大会後に、左肘の疲労骨折が判明。年内はノースロー調整で、年明けの今月4日にキャッチボールを再開した。「痛みはない」と回復は順調で、2月からブルペン入りし、本格的に投球練習を始める予定だ。
昨秋の公式戦防御率は1・21。内角を突く強気の投球で、チームを四国大会制覇に導いた。ただ明治神宮大会の準決勝・日本文理戦では、6回9失点(自責6)と打ち込まれた。「神宮では悔しい負け方をした。もう一度、日本一に挑戦したい」。全国の頂点を見据えて肩を仕上げる。