ＤｅＮＡにＦＡ移籍した久保康友投手（３３）が１６日、沖縄・石垣島で渡辺俊介らと行う自主トレを公開した。阪神・藤浪晋太郎投手（１９）、能見篤史投手（３４）の古巣２枚看板とのシーズンでの対戦に、早くも胸を躍らせた。

　今年の自主トレでは先発仕様の調整に戻し、この日も球場のマウンドを使い２５球を投じ順調な仕上がりを見せた。古巣・阪神との対決に「今は楽しみしかない」と久保。その中で、藤浪、能見といった主戦投手との投げ合いを熱望した。

　藤浪とは打席での対戦を期待。「違うチームじゃないと、あいつとの打席に立てない。打てない理由が体感できる。これがプロでも打てない球かと」と黄金右腕の球筋をじっくり観察したい意向だ。

　能見との対決は勝利だけを求め「そこは大事になる。自分を捨てて、勝つための確率を上げていく」という。中畑監督から「エースになってくれ」と期待される右腕。猛虎相手にも存在感を示し、チームを勝利へ導く。