逮捕のバレンティン謝罪「私の過ち」
米国で妻への監禁と暴行の疑いで逮捕され、保釈されたヤクルトのウラディミール・バレンティン外野手(29)が16日(日本時間17日)、フロリダ州マイアミ市内のホテルで記者会見し「私の過ち」と謝罪の言葉を並べた。今後は24日(日本時間25日)に裁判所に出廷する予定で、日本への渡航が許可されるかどうかが焦点になる。
バレンティンは会見で終始、硬い表情で謝罪の言葉を口にした。「私の過ち。家族、チーム、日本のみなさんに謝罪します」と頭を下げた。
事態把握のため緊急渡米していたヤクルトの奥村政之編成部国際担当次長は、2月1日に始まる春季キャンプへの参加について「どのようにすれば一日も早く合流できるかに集中して進んでいきたい」と話した。球団の処分については推移を見守った上で衣笠剛球団社長が判断するという方針を示した。
この日、東京都内の球団事務所で取材に応じた衣笠社長は「弁護士と本人が無罪を主張したいという状況で、それ(処分)について仮定の話をしても」と話すにとどめた。
バレンティンは24日(日本時間25日)に裁判所に出廷の予定で、日本への渡航が許可されるかが注目される。24日に起訴された場合は無罪を主張する意向。12日に離婚協議中の妻カーラさんの腕をつかみ、寝室に閉じ込めたなどとして逮捕されたが、同選手は「真実が明らかになれば大丈夫」と話した。
バレンティンはオランダ領キュラソー出身で11年にヤクルトに入団。昨季は60本塁打を放ち、王貞治(巨人)らの持つシーズン55本塁打のプロ野球記録を49年ぶりに更新した。