仙さん、松井裕にホレた「藤浪以上」
楽天・星野仙一監督(67)が21日、仙台市内ホテルで行われたスタッフ会議に出席し、ドラフト1位・松井裕樹投手(18)=桐光学園=について「阪神・藤浪以上」と太鼓判を押した。
今年最初の仙台での仕事。2月からの久米島春季キャンプの1、2軍メンバーの振り分けなど、約2時間の会議を終えた。指揮官は「昨年のことは忘れて、新しくチャレンジ」と、連覇を目指すシーズンへ向けて語った。
何といっても注目は松井裕だ。新人9選手の中で、唯一の1軍スタートを決定した。比較したのは、虎の将来のエース・藤浪。「去年1年間もって立派だった。投げっぷりがいい。俺好み。でも、松井はその上を行くと思ってる」。高卒1年目で10勝を挙げた男を超えると断言した。
22日は67歳の誕生日。報道陣から一日早いお祝いにケーキと金色のグラブを贈られ、ご満悦。マギーが抜け、田中もメジャー移籍が確実だが、表情は明るい。「困難な道のりになる。でも長い間、困難とは友達」と独特の表現を用いて笑った。