G菅野“脱力投法”でライバル虎退治だ
巨人・菅野智之投手(24)が21日、“脱力フォーム”に取り組んでいることを明かした。ジャイアンツ球場の室内練習場で今年初のブルペン投球を行い、「70の力で100のボールを投げられるように」と意気込んだ。
狙いはシーズンを通して長いイニングを投げること。昨季喫した6敗のうち、4敗が8月以降だっただけに、「力の入れどころを考えてやれば、体への負担も軽くなる。(今季は)長いスパンで考えてやる」と、息切れしないフォームを作り上げていく。
もちろんまだ完成形ではないが、手応えはつかみつつある。この日は捕手を立たせた状態で直球にカーブ、スライダー、カットボールを交え25球を投げ、「昨年(のこの時期)よりも感触はいい」と表情を和らげた。
昨季チーム最多タイの13勝を挙げた菅野は、順当にいけば開幕カードの阪神戦での登板が有力。菅野自身「ライバルは阪神」と公言しており、“脱力”での虎狩りに成功すれば、大きな飛躍につながりそうだ。