オリ1位吉田、初ブルペンで頭脳派調整
オリックスのドラフト1位・吉田一将投手(24)=JR東日本=が21日、神戸市内の室内練習場で初めてブルペン入りした。捕手を立たせたままだったが、34球を投げた。
即戦力右腕が頭脳派の一面をのぞかせた。この日の投球フォームは、踏み出す左足が一塁側にはみ出すアウトステップ。ボールが打者に見やすくなってしまうため、一見、弱点露呈かと思われた。
だが涼しい顔で「力むとインステップしやすいので、この時期は意識してやってます。最終的には(軸足の)かかとの延長線上になります」と説明。全て計算ずくの調整法であることを打ち明けた。
視察した星野投手コーチは「コントロールが良さそう。あまり横にブレたりしない」と太鼓判を押した。吉田一が頭もフル回転させて、計算できる投手になる。