ヤクルト小川、ダルカット習得に手応え
ヤクルト・小川泰弘投手(23)が22日、レンジャーズのダルビッシュ有投手(27)直伝のカットボールを練習中であることを明かした。今オフ、都内のジムで初対面した時にアドバイスを受けたという。この日はバッティングセンター用ピッチングマシンの画像撮影のため神宮ブルペンを訪れた。
このオフ、小川はスポーツジムで初めてダルビッシュと対面。あいさつに行くと「どんな球投げるの?」と聞かれ、その場でキャッチボール。「その回転ならこうしてみたら」など、宝刀カットボールの握りにはじまり、フォーム、トレーニングの仕方などをアドバイスしてもらったという。
創価大時代から6種類の変化球を操る器用さを持つだけに「自分の握りとは全然違っていた。ダルビッシュさんの握りにすると、速くてスピンが多く、失速しないで伸びながら曲がる感じ。キャンプ中に投げられるようにしたい」と、“ダルカット”習得に手応え十分のようだ。
肘が遅れて出てくる独特の投球フォームの課題も指摘された。「去年の終盤は前腕に張りが出ることが多く、トレーナーさんからも言われていた」。言い当てられたのは、自身が昨シーズン中から課題にしていたポイントでもあり、目下修正に励んでいるという。
昨年はルーキーながら16勝4敗で最多勝&最高勝率の2冠に輝いた右腕。2年目への準備は順調だ。