Gセドン来日翌日に決意の超速ブルペン
巨人の新外国人左腕、クリス・セドン投手(30)が29日、川崎市のジャイアンツ球場で初練習。来日翌日にもかかわらずブルペンで投球し、日本でのプレーにかける思いを示した。
「勢いでブルペンに入ってしまった」と語るセドンは立ち投げでの10球、捕手を座らせて12球投げた。チェンジアップやスライダーも交えた22球に、球団関係者は「来日翌日に投げるのは記憶にない」と驚きの表情。だが、本人は「肩の調子が良かったので、投げない理由はない」と涼しい顔をみせた。
昨年は韓国プロ野球のSKで14勝を挙げ、最多勝を獲得。しかし巨人では激しい競争を覚悟している。先発陣には内海、杉内、菅野、大竹と精鋭ぞろい。アピールが必要だけに、休む暇はないと考えているようだ。
「長旅の後で体がどう反応するか心配だったけど、感触はよかった」。手応えを感じたセドンは30日も練習を予定している。