谷繁監督がインフルエンザ警戒警報発令
「中日春季キャンプ」(3日、北谷)
昨年に続き、インフル禍の恐怖が…。中日は3日、堂上直倫内野手がインフルエンザA型に感染したと発表。昨年の二の舞いを避けるため、谷繁兼任監督自ら警戒警報を発令した。
「皆さんも、もし感染したら絶対に球場に来ないでくださいね。マスクしてもダメですよ。もちろん、ボクも気を付けますから」
谷繁兼任監督が報道陣に向けても異例のお達しを出した。この日の堂上直は、一度は北谷球場に足を運んだが、体調不良を訴えて沖縄県沖縄市内の病院へ。インフルエンザA型と診断された。
昨年のキャンプでも、高木前監督を皮切りにインフルエンザがチームにまん延。少なからず開幕へ影響を及ぼした。厚生労働省の発表によると、沖縄県が1医療機関当たりの平均患者数がトップ。一層注意が必要な環境だけに、指揮官自ら神経をとがらせたわけだ。
堂上直は5日間の宿舎で静養が義務付けられ、代わって2軍から谷が昇格した。球団側は選手、首脳陣以下全スタッフに対し、手洗い、うがいの対策の徹底を指示した。昨年の二の舞は御免。細心の注意を払って、被害拡大を防いでいく。