仙さん初雷!怒号連発赤ちゃんも泣いた
「楽天春季キャンプ」(3日、久米島)
楽天・星野仙一監督(67)が3日、2014年初となるカミナリを落とした。投内連係中に、笑顔を見せたナインを「お前ら笑ってんじゃねえ!」と一喝。その場に、一気に緊張感が走った。
走者三塁の挟殺プレーの場面、“杜の海老蔵”こと小関が捕球ミスをしたとき周囲から笑いが漏れた。これに闘将がキレた。リーグ優勝、日本一を経てのキャンプ。オフに「(キャンプは)締める」と予告していたが早速ナインを凍り付かせた。
優勝チームとしての心境を改めて報道陣から問われると「ディフェンディングチャンピオン?何を言ってる。ウチはそんなんじゃない」とピシャリ。挑戦者を強調し続ける闘将だからこそ、緩んだ気持ちを持たせるわけにはいかなかった。
サブグラウンドで行われていた投手のインターバル走にも足を運び疲れを見せていた2年目の大塚にも「大塚!!」と怒号を浴びせた。久米島の球場に、何度も大声が響き渡った。
練習中、記念撮影を求めてきた子供の兄弟に応じた。まだ赤ん坊の弟を抱いたのはいいが、うつむいてなかなかカメラを見ず「前を向け!」と、両手でほっぺを押さえ正面を向かせた。驚いた表情の直後、赤ちゃんは「ええーん」と大号泣。さすがに焦った指揮官だが最後まで闘将劇場の一日だった。