オリT岡田12球団最速弾!復活のろし

 「オリックス紅白戦、白組11-2紅組」(3日、宮古島)

 キャンプ3日目にして行われた紅白戦で、T‐岡田のバットから“開幕弾”が飛び出した。四回、先頭で打席に入ると、戸田の初球を強振。打球は鮮やかな放物線を描き、右翼フェンスを越えた。

 「ツーシーム系の球。まだ納得のいく形ではないが、下半身で粘れた」と振り返った。第1、第3打席も右方向への二塁打。3本の長打が、今年にかける意気込みを象徴していた。「方向性が出た。3日間しっかり振り込めたので」と復活への手応えをつかんだ。

 2010年本塁打王も、翌年以降は成績が急降下。昨季は58試合出場で打率・222、4本塁打にとどまった。「ここ3年は悔しいシーズンばかり」。その思いをキャンプ初日からぶつけた。

 体重6キロ減で宮古島入りし連日、長内打撃コーチとマンツーマンで居残り特打。「当てにいってヒットも長打にならない」という昨年までの反省から、大きくスタンスを取り、そこからさらに踏み込んで打つティー打撃を繰り返した。全身筋肉痛で、倒れるまでバットを振った。

 「(本塁打は)うまく粘れた。今までなら引っかけていた」と成果を認める一方で、「まだいい形はあると思う。プラスに考えて続けたい」と満足はしていない。崖っぷちから4番返り咲きへ。まずは力強く、一歩を踏み出した。

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