楽天・松井裕のローテ宣言に仙ダメ出し
「楽天春季キャンプ」(4日、久米島)
ドラフト1位・松井裕樹投手(18)=桐光学園=が、選手宿舎付近の浜辺で行われた早朝恒例の声出しに登場。「ローテ入り」の目標を声を張り上げ宣言したが、星野仙一監督(67)からは「スケールが小さい」とダメ出しを受けた。
恒例の声出しに登場した松井裕は声を張り上げ、海に向かって叫んだ。
「プロ1年目、18歳。松井裕樹です。先発ローテーションに入り、チームの優勝に少しでも貢献できればと思っています。よろしくお願いします」
選手、スタッフからは大きな拍手が送られたが、闘将の評価はいまひとつだった。
この日は昨年新人王の則本も声出しに登場。2年連続2桁勝利と、連覇への貢献を誓った右腕。2人の声出しの内容について問われた指揮官は「スケールが小さいな…。もっと吹かないといかん」と不満げ。かつて「プロはハッタリも大事」と、語ったことがあるだけに、大きな目標を期待していたようだ。
この日は松井裕を含め、ほとんどの投手がブルペンに入らず、ランニングやキャッチボール、ウエートで調整と、軽めの内容。「うまくやりながら、疲れを残さないようにしたい」と振り返った。5日にはブルペン入りも予定している。
9日に行われる紅白戦について「投げたい気持ちはあるけど、まだ決まっていないので」と、実戦登板への意欲も見せた。言葉ではなく結果で、闘将の評価を高めてみせる。