G宮国に金田氏“珍言”投球は女と同じ

 「巨人春季キャンプ」(6日、宮崎)

 宮国椋丞投手(21)が6日、OBで400勝投手の金田正一氏(80)から“珍アドバイス”を送られた。精神面の弱さが課題の右腕に対して「何も気にするな。ありのままにいけ。女と同じだ」と、タイプの女性を口説く時のように本能むき出しの投球スタイルを推奨した。

 常に豪快なレジェンドの言葉が、若武者の迷いを吹き飛ばした。この日、1軍の“昇格テスト”に臨んだ宮国。室内ブルペンでの投球練習中に、金田氏から助言を受けた。「調子が悪い時も打者を抑えた時も、何も気にするな」。無駄な力を抜き、無心で腕を振るよう諭された。

 プロ2年目に6勝。3年目の昨季はさらなる活躍を期待されたが、精神的なもろさから崩れる場面が目立ち、終盤は2軍生活。今年のキャンプも2軍スタートとなっていた。

 投球は99球。宮国は「力を抜き、何も意識せず投げました」と助言通りに、本来の力強い直球を披露。ブルペンで躍動する姿に、原監督は「明日から宿舎を移して、1軍に上げます」と即決した。

 悩める後輩に光が差し、金田氏も満足げ。開幕ローテ争いは激しいが「宮国は表情が変わったな。今年はやるよ、間違いない」と太鼓判を押した。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス