ヤクルト・ドラ1杉浦にプロの洗礼
「ヤクルト春季キャンプ」(9日、浦添)
ドラフト1位・杉浦稔大(としひろ)投手(21)=国学院大=が初の打撃投手を務め、2人の打者に対し40球中安打性の当たりが10本、うち1本は山田に中堅席に運ばれるなど、プロの洗礼を浴びた。
それでも、外角ギリギリに制球した直球でミレッジのバットをへし折る場面もあり、「きょうの一番の目的は、抑えようというより、打者が立ったときの感触を確かめることだったので、それができて良かった」と納得顔を見せた。
投げた球はすべて直球。「投手の基本は真っすぐ。変化球は真っすぐがしっかりしてからでいい」というこだわりから、ここまで4度のブルペンでもほとんど直球しか投げてこなかった。
この日は初めて打者に向かって投げ「柵越えにされたのは高めに浮いた球。少しでも甘いコースに入るとヒットにされる。でも、普段のブルペン通り投げられたのは良かったと思う」と、緊張や入れ込みはなく、冷静に分析していた。