「楽天春季キャンプ」（１３日、久米島）

　星野仙一監督（６７）が久米島キャンプ最終日に、ドラフト１位・松井裕樹投手（１８）＝桐光学園＝に「合格点」を出した。

　全日程を終え、会見した闘将は厳しかった。「投手はちょっと、僕の中では合格点とは言えない。８割はダメだな」。その中で、黄金左腕について「１年目にしてはうまく滑り出してる。彼は、合格」と、高評価だった。

　新人９選手で唯一、１軍キャンプを完走。合計１２日間の練習で、ブルペンに９回入った。「先輩への気疲れもあったろうけど、最後まで、いいボールを投げていた」。先発ローテのサバイバルに、堂々生き残っている。

　１４日からは本島の金武町に移動し、練習試合、オープン戦など対外試合を戦っていく。「実戦登板はあるでしょう。プランはまだないけど」。キャンプ前、指揮官が可能性として示唆した開幕投手。本当に実現するか、リップサービスだったのか。それは今後の松井裕次第だ。