De平田“背負い投げ”鮮烈デビュー
「練習試合、DeNA2-4日本ハム」(15日、宜野湾)
背負い投げ投法で、鮮烈デビューだ。DeNAのドラフト2位・平田真吾投手(24)=ホンダ熊本=が練習試合の日本ハム戦に登板。四回1死三塁で、4番・中田、5番・北を連続三振に斬る圧巻の内容だった。
最大の武器は中田を仕留めた大きく横に曲がるスライダー。「いつでもストライクが取れる」と自信を持つ。そして北を仕留めたフォークは、「力が入るときに出る」という、柔道の背負い投げのような独特のフォームで豪快に仕留めた。
視察した日本代表・小久保監督は絶賛。「スライダーのキレ、コントロールは一番の武器。(ドラフト1位の)柿田がかすむほど光っていた」。中畑監督も「ピンチで三振が取れるのが最大の魅力。1点差で逃げ切る場面でいい」と勝利の方程式入りを示唆した。
平田自身が「精度が低かった」と反省する直球はこの日145キロ。開幕までに本来のMAX150キロに磨き上げる。「スライダーでもフォークでも真っすぐでも三振は取れる」。背負い投げ投法でハマのドクターKを襲名する。