涌井23日広島戦で対外試合デビュー
「ロッテ春季キャンプ」(17日、石垣島)
西武からFA移籍したロッテ・涌井秀章投手(27)が17日、シート打撃に初登板した。打者6人に対して10球を投げ、内野安打1本と上々の内容。23日の練習試合・広島戦(コザしんきん)で移籍後初の対外試合に臨む。
「7割くらいの力だった。この時期にしては腕が振れたのかな」。淡々とした口ぶりが、順調な仕上がりの表れだった。最速は138キロ止まりながら、キレは十分。井口、根元と主力打者を詰まらせて二ゴロに仕留めた。
この日は、涌井の他に成瀬、唐川、古谷と開幕投手候補が続々登板。いずれも好内容を披露し、伊東監督は「厚みのある投手陣になった」と、うれしい悲鳴を上げた。その争いを激化させているのは紛れもなくFA右腕。鯉料理で一歩リードをもくろむ。