オリ・ドラ1吉田一、収穫1回1失点
「オリックス春季キャンプ」(19日、宮古島)
ドラフト1位・吉田一将投手(24)=JR東日本=が19日、紅白戦で実戦初登板し、1回を2安打1失点だった。
安達、坂口に連打を許し、1死二、三塁から5番・T‐岡田の犠飛で1失点。雨と強風の影響か、球速も自己最速の148キロに10キロ及ばない138キロどまりだった。
しかし、プロの打者に対したことで得たものは大きかった。「実戦で投げられたことが収穫。岡田さんの犠飛も大飛球ではなかったので」と落ち着いていた。定評のある制球も安定し「変化球は大体試せた」と振り返った。右肩の張りで同期の東明、大山より6日遅れての初実戦。「ブルペンとは違う感覚。良くなっていく感じはする」と、ここからが勝負とにらんでいる。
森脇監督は「もう少しプロセスを踏んでいけば、変化球の精度も上がるだろう。打者の反応を見ると、いいボールもあった」と、191センチの長身右腕に期待を込めた。