大竹2回0封!上々のG実戦デビュー

 「練習試合、巨人3‐2LG」(20日、那覇)

 広島からFA移籍した巨人・大竹寛投手(30)が20日、韓国・LGとの練習試合に先発し、2回無失点と上々の巨人デビューを飾った。5番の右打者をシュートで併殺打に打ち取るなど、初登板ながらも持ち味を存分に発揮。例年よりはるかに早い仕上がりを見せた。

 巨人での初陣を終えた大竹の表情は充実感に満ちていた。29球を投げ2安打を許しながらも2回を打者6人で片付けた。「まずまず。この時期に投げられたのが良かった。インコースは攻められたし腕も振れた」と、心地よさそうに汗をぬぐった。

 二回、無死一塁では5番の右打者・鄭成勲を持ち味のシュートで併殺打を打たせるなど、らしさを披露。試合前にバッテリーを組んだドラフト1位・小林と「持ち味がシュートだからしっかり使っていこう」と話していたといい、「ゲッツーが取れたのが収穫。ゴロアウトのゲッツーは一番いい形なので」とうなずいた。

 この日の最速は143キロ。10年に右肩痛を発症して以来、最も早いペースで仕上がりつつあるFA右腕に、ヤクルト・衣川スコアラーは「肩に不安があるのに早いなという印象。いつもは5月に入ってから仕上がってくる印象があるので」と驚きを口にした。阪神・太田スコアラーも「見たまんま。順調でしょ」と高評価だ。

 今村、沢村のローテ候補が離脱する中、順調に調整を続け、実戦でもきっちりと結果を残した。原監督は「実戦に対して、一歩踏み出した」と頼もしそう。実績十分の新戦力が、上々のスタートを切った。

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