中日・森ヘッドが大野、山内にカミナリ
「中日春季キャンプ」(20日、北谷)
オープン戦開幕戦、22日のオリックス戦(北谷)に先発する大野雄大投手(25)と2番手で登板する山内壮馬投手(28)に20日、北谷球場で森繁和ヘッドコーチ(59)のカミナリが落ちた。午前10時42分。キャッチボールを終えた大野と山内が、呼び出された。三塁後方で2人は帽子を取って直立不動。森ヘッドの「分かってんのか!」と怒声が響き渡った。
内容を報道陣から問われた森ヘッドは「大きなお世話。本人に聞け!」とお怒りモード。約1分間の説教を神妙な顔つきで聞いた大野は「ちょっと(内容は)言えないです」と反省しきりだった。2人はキャッチボールでワンバウンドなどがあり、少し集中力を欠いていたことが、逆鱗(げきりん)に触れたようだ。
大野は昨季10勝をマークし、今季の開幕投手を狙っている。右肘手術からの復活を目指す山内は18日に1軍昇格したばかり。アピールしなくてはならない立場の2人だ。「次の試合ではこの前(18日・巨人戦)チェンジアップを投げられなかったので、それを試すこと。あとは真っすぐの切れを確かめたい。きっちり結果を残したい」と、大野は気持ちを切り替えた。