日本ハム・大谷“カーブ二刀流”挑戦
「日本ハム春季キャンプ」(21日、名護)
大谷翔平投手(19)が、今季は“カーブ二刀流”で勝負することを誓った。投打だけでなく、2種類のカーブを武器に勝ち星を積み重ねる。
大谷は、「投球の幅を広げたいから」と昨年までの100キロ台のカーブに加え、今キャンプから空振りを奪うための高速カーブを習得中。この日のブルペンで新球を投げ込み、「今日は一番よかった。どちらも使えるようにしたい」と手応え。今後も試していくつもりだ。
オープン戦初先発となる22日のロッテ戦で、カーブを試す格好の相手がいる。本塁打を量産しているアジャ・井上だ。20日の練習試合で右中間本塁打を見せつけられ「ベルト以上のボールは飛ばされる。今までやってきたことを継続して抑えたい」とカーブを交えて封じるつもりだ。
投ではまだ確固たる信頼を得ていない大谷に、栗山監督は「バカヤローと言わせない投球をしてほしい」とゲキ。実戦で初めて解禁する高速カーブで無失点に抑える。