G内海まさか2回8失点 阿部が危機感
「オープン戦、巨人2‐10DeNA」(22日、沖縄セルラー)
巨人開幕投手の有力候補の左腕エース・内海が天を仰いだ。オープン戦の“開幕”を任されたが、2回8失点(自責5)の大乱調。「点を取られてるというレベルじゃないので、何とも言えない」と、ショックを隠せなかった。
落とし穴は二回に待っていた。先頭のブランコに左前打を浴びると、四球や失策も含め、打者12人の猛攻を浴びた。「追い込んでから甘くなった。ランナーが出てからの初球の入り方も悪かった」と首をかしげた。
13日に打球を左すねに受け裂傷を負ったものの、ここまで大きな調整遅れはなかった。それだけに「取り組み方に甘さが出たのかな」と猛省。バッテリーを組んだ阿部は「最後の詰めが甘かった。(DeNAは)絶対に対戦する相手だから、対策は練らないと」と危機感をあらわにした。
原監督は「調整段階とはいえ、あれだけ点数を取られると、オープン戦とはいえゲームそのものが生きてこない」と苦言を呈した。ただ「徐々に修正すればいい」と信頼そのものが揺らぐことはなかった。3月28日の開幕・阪神戦まで1カ月強。結果が求められない時期とはいえ、開幕を勝ち取るためには次回登板で指揮官を安心させる投球を見せたい。